以前宅録におすすめのオーディオインターフェイスなどを
書きましたが、
モニター環境についても少々書いておこうと思います。
モニター環境とは、簡単に言えばスピーカーとかですね。
この件に関してはおすすめと言う感じではないのですが、
まず自分の実体験を軽く。
以前自分のアルバム曲のレコーディングで、
外部スタジオにデモを持っていったことがありました。
その頃はMacBookにProtoolsを入れて使ってしましたが、
当時のモニターはM-AUDIOのスピーカーでした。
デモとは言え歌以外は基本打ち込みの曲だったので、
結構作り込んで歌だけ録る用に持って行ったんですが
レコスタのエンジニアに曲データを渡し再生すると、
即座に無言でEQを立ち上げ高音域をばっさりカットされたことがあります。
自分で聴いていてもすぐに意味はわかりました。
高音域が出過ぎ(笑)。
どういうことかと言うと、
ウチのスピーカーとの違いがそれだけ大きいということです。
レコスタはNS-10M、いわゆるテンモ二でした。
スピーカーが違うとこんなにも音が違うのかと
衝撃を受けた経験です。
それからモニターはなるべくプロでもよく使用されているもの、
いわゆる定番のものだけを使用するようにしました。
自分のスタジオにNS-10Mを導入したきっかけでもあります。
その後、また同様にレコスタに持っていった音源は
基本的にウチで再生する時と同じ感じで鳴ってくれました。
そんな実体験から、
モニター環境だけはおすすめとか言わず
定番のものを導入するべきだと思っています。
スピーカーはまず第一候補にテンモニもしくはMSP。
テンモニの場合は別途アンプが必要ですが、
アンプも高価だし音が違ってくるので、
MSPのほうが無難だと思っています。
ちなみにアンプはクラウン(現アムクロンだったかな)製か
YAMAHA製がいいようです。
MSPはサイズが幾つかありますが、
MSP5以上が理想的。
ただどちらにしても結構な金額です。
それにアパート住まいの人など音出せないというのもあるでしょう。
なのでヘッドフォンを定番のものにしておくといいと思います。
レコスタの大定番MDR-CD900ST。
AKG K240 MKⅡ。
I/Oを購入し。
VST規格の無料プラグインを揃え。
さぁ宅録を始めるぞとなった時。
手持ちのモニター環境でやってしまうことが多いと思います。
I/Oは音の入口。
モニターは音の出口。
音質に最も影響のある入口と出口は、
やはりしっかり固めておきたいものです。
自分のDTMに限らず、YouTubeからiTunesなど
PCからの全ての音に影響します。
手持ちの環境に慣れてしまうとわからない
モニター環境の重要性。
今回はそんな話でした。