REC&CUSTOMIZE STUDIO



シークレットトラックについて。

先日ホントの最終先行公開にて初披露した
シークレットトラック。

その制作について少し書いておこうと思います。

ひろすんと212が一緒にウチに来て。
いきなり212はカホン(自分で作ったそうです)を持ち込み。
そのカホンも使って録りたいと。
そういう話から制作がスタートしました。
で、まずは曲の把握も兼ねて軽く一回歌とギターを録ろうかと。
カホン録るのはいいけど曲構成を知らないので。
ひろすんのレコーディングは基本的にいつもそんな感じです。
俺もいつも曲構成は知りません。
それどころか何の曲を録るのか知らないことも多いです。
なのでガイドとしてギターを録り、歌を録れば曲構成がわかるので
そこからアレンジを詰めていこうという話になりました。

そんな訳でとりあえずバーッと録り。
カホンを録る時に212にシェイカーを渡しました。
ウチのスタジオはシェイカーとかトライアングル、
タンバリンあたりは置いてあって。
曲によってはループさせた上に歪ませたりして使用したりすることがあるので。
カホンとシェイカーで、ドラムの3点みたいな感じでいっても面白いかなと。
そこでカホンを録り、その後シェイカーを録りました。

その録ったデータを軽く編集している間に212がウチのベースを
手にとり、曲に合わせて弾き始めました。
ベースがあっても面白いかなということで。
俺と212でベースのフレーズを練ったんですが、
その日は時間の関係で録音終了。
後日ということで解散しました。

次の日俺が録音データの編集中に、
ふとカホンの音を歪ませたりして。
エフェクト音的なトラックを作ってみました。

それを送ったら、この曲はこれでいいんじゃないかという話になり完成。

そんな風にあぁでもないこうでもないとアレンジを
相談しながら練っていくのって俺は好きなんです。
結果的に採用になるとかならないとかは気にせず。
曲が変わっていく様子とか。
メンバーとのやりとりが好きなんです。


先日の最終先行公開までに何回かやった先行公開もそうですが、
そういう曲の変化とかを共有できたらと思っての試みでした。


今回のコンピアルバムの先行公開は終わりましたが、
また機会があればそういう試みもやりたいと思っています。