ウチは作業環境として
ミックスにProToolsとMacProを使用しはじめてから
結構な年月になるんですが、
バウンスしてiTunesなどで確認再生すると
ProTools内で再生した音と明らかに違いがあるのは
ずっと気になってはいました。
特に変化として顕著なのはリバーブ。
iTunes上で再生するほうがリバーブ成分が多いです。
他にも変化はありますが、
リバーブに関してはおそらくあまり音楽制作の経験がない方でも
一聴してわかるくらいの違いがあります。
ちょっとGoogleで検索してみても、
同様の記事が幾つかありました。
いつか雑誌で見たような気がするんですが、
ProToolsはバウンス時にM/SでいうM、
センターの音量を-2.5dB下げて仕上がるとかだったような。
それも関係しているんだと思います。
要するにバウンス後の音源にM/S処理をすればいいのかも知れませんが、
いずれにせよProTools内でバランスをとったはずの音が
変わってしまうのは困ったもの。
なるほどマスターレコーダーはこういう時に便利な機材だな、と
今まで一度も興味のわかなかった機材が気になったりもし始める訳ですが、
一般的にはマスタリングはWindowsが主流です。
つまりは極論最終的にはWindows上で理想のバランスになっていなければ
意味はないだろう、と。
そこで合間を見てちょっと試行錯誤をしてみようかと思い始め、
ウチのWindowsをマスターレコーダー的に使用してみました。
MacPro(ProTools/Duet)
↓
Windows(CUBASE/Saffire Pro40)
こんな接続をして、
ProTools上で適当に再生した曲をそのままCUBASE上で録音、バウンスする実験。
その曲をProTools上でバウンスしたものと比較してみたりとか。
今日の段階ではホントに軽い実験でしかないので
結論はまだですが、
こういった実験は今後の役にも立つので
色々なパターンで実験してみたいなと思っています。
ただ、俺個人としてはそのままバウンスしてiTunesで聴いた音のほうも
曲調によりけりでアリだと思っていますし、
バウンス後の変化した音を聴いてから逆に
ミックスに着手した当初とは違う完成型に修正することもあります。
なので今回の実験の結果がどうであれ、
あくまでも手段のひとつであり知識として得ておくと
より完成型をイメージしやすいという程度のマニアックな話です。
要するに本人用備忘録です。
あしからず。