昨日知人からI/Oについて質問がありました。
昨今宅録する人やこれから宅録したい人は増えているように感じます。
個人的には、やはりレコスタじゃないと音質面は無理があるとは思うので、
気軽に作れる環境も必要だとは思う(デモ作成とか)んですが
やはり本番の録りやミックスなどはレコスタでやったほうが…という気持ちは
あるのが正直なところなんですが、
いずれにせよ需要はあると思うのでこの機会に書いておきます。
ネットで検索すると
よく初心者にオススメのオーディオインターフェイスなんて記事が
あったりするとは思いますが、
幾つか候補を挙げていたりすると逆に悩むのではないかと。
よく選択基準として挙げている考慮点として
入力端子とかがあったりしますが、
個人的にはそういったまぎらわしい点も極力排除して
3点だけ書いておけば必要充分だと思っています。
1. +48V電源があること
2. MIDI端子があること
3. ダイレクトモニタリング
以上3点です。
順に簡単に説明しておくと
48V電源は今後マイクを買い足したりした時に役に立ちます。
コンデンサマイクを購入した場合電源を供給する必要があるためです。
48V電源がある場合たいていは入力端子の件も問題ないはず。
コンボジャックと呼ばれるマイク端子もギターなどのシールドの端子も接続可能な
入力端子を装備していることがほとんどだからです。
MIDI端子は打ち込みの際などにあると便利なので、
今後の拡張性も含めて考慮したいポイントだと思います。
最後のダイレクトモニタリングは、
メーカーによってはダイレクトモニターとかゼロレイテンシー、
ニアゼロレイテンシーなど呼ばれ方なども様々ですが、
これらはすべてレイテンシーを軽減させる機能です。
レイテンシーは遅延のことで、
例えば録音時ギターを弾いてからPC上に録音されるまでの
タイムラグです。
酷いものになると山びこのようになってしまい録音時に混乱してしまいます。
これを軽減して、録音を快適にできるようにする機能と思ってもらえれば。
いわゆるオススメインターフェイス的な記事は
意外とここを重視してない感がありますが、
個人的にはこのレイテンシーの件が一番重要かと思います。
レイテンシーは使用しているPCの性能にもよって変動するので、
ノートPCや古いPCで宅録をする場合には
特に考慮に入れておきたい点です。
そのへんを踏まえて、
個人的にひとつだけオススメを挙げるなら
ROLAND DUO-CAPTURE EX。
この入力端子(INPUT1とINPUT2)は先述したコンボジャックなので
マイクでもギターでも接続可能です。
背面にはMIDI端子、ダイレクトモニターの文字もあると思います。
必要充分な機能を備えていると思います。
ちなみに俺は使ったことはないので明確にはわかりませんが、
スピーカーなどへの出力音量とヘッドフォン出力音量の個別調整は
できなさそうなので、切り替えて使用する方にはちょっと面倒かも知れません。
そこだけが唯一の難点かも。
ちなみにこれが一万円台で購入可能のようです。
以上個人的な見解に基づいた(←あしからずご了承を)
オススメインターフェイスでした。